北海優駿(ほっかいゆうしゅん)は、ホッカイドウ競馬で施行される地方競馬の重賞競走である。札幌テレビ放送より優勝杯の提供を受けており、名称は「STV杯 北海優駿」と表記される。

概要

1973年に創設された、サラブレッド系4歳(現3歳)馬による重賞競走。ホッカイドウ競馬のグレード制ではH1に格付けされ、三冠競走の第2戦に位置づけられている。

創設当初は札幌競馬場ダート1800mでの施行が定着していたが、その後は開催日程に左右され、施行場は数年ごとにたびたび変更されたうえ、施行距離も競馬場の距離設定の都合により1600m-2600mと一定していなかった。2009年以降は門別競馬場のダート2000mで定着している。

2007年から2023年まではダービーシリーズ(旧・ダービーWeek)に組み込まれ「ダービー」と副称がつけられたほか、施行時期も秋季から初夏の6月開催に変更された。またジャパンダートダービー(JpnI)の指定競走となっており、1着馬は選定委員会において、同一地区内の他馬よりも優先して選定されることになっていた(他の優先出走権の状況や指定馬の数により、適用されない場合有り)。

2010年より地方競馬全国交流競走(他地区の地方競馬所属馬も出走が可能)となっている。

負担重量は、2010年から2023年までは56kg(牝馬2kg減)、2024年からは57kg(牝馬2kg減)となっている。

条件・賞金等(2024年)

出走条件
サラブレッド系3歳、地方全国交流。
  • 北斗盃で上位2着までに入った馬に優先出走権がある
負担重量
定量で57kg、牝馬2kg減
賞金額
1着1500万円、2着420万円、3着315万円、4着210万円、5着105万円。
副賞
スタリオンシリーズ競走に指定されており、ルヴァンスレーヴの次年度配合権利が優勝馬馬主への副賞となっている。

過去の副賞

JBC協会・社台スタリオンステーション協賛のスタリオンシリーズに指定されており、種牡馬の配合権利が副賞として贈られている。

歴代優勝馬

優勝馬の馬齢は2000年まで旧表記、2001年以降は現表記。

Rはコースレコード。

主な記録

2010年の優勝馬クラキンコは、父が2000年の優勝馬クラキングオー、母が1994年の優勝馬クラシャトルで、両親に続く親子2代の優勝馬となった。

騎手の宮崎光行、調教師の堂山芳則はともに2009年から3年連続で優勝。同一の騎手と調教師の組み合わせによる3連覇は、本競走では初めてである。なお、堂山は2012年も管理馬ニシノファイターで優勝し、4連覇を達成した。

参考文献

  • 『2013ホッカイドウ競馬ガイド』北海道軽種馬振興公社(門別競馬場・各場外発売所で無料配布)

出典

各回競走結果の出典

  • 北海優駿 歴代優勝馬 - 地方競馬全国協会
  • JBISサーチ
    • 1986年、1987年、1988年、1989年、1990年、1991年、1992年、1993年、1994年、1995年、1996年、1997年、1998年、1999年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年、2011年、2012年、2013年、2014年、2015年、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年、2021年、2022年、2023年、2024年



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