カヤー文字(カヤーもじ、英語: Kayah Li)は、Unicodeの135個目のブロック。
解説
ミャンマーのカヤー州及びタイのメーホンソーン県などに居住するカレンニー族によって話される、シナ・チベット語族チベット・ビルマ語派カレン諸語に属するカレンニー語を表記するため1962年3月にHtae Bu Phaeによって考案されたカヤー文字を収録している。
カヤー文字は音素文字のうち子音と母音とに独立した文字を割り当てられているアルファベットに分類される。書字方向はラテン文字などと同様に左から右への横書き(左横書き)であり、単語毎に分かち書きをする。一部の文字はビルマ文字に由来する字形を持っている。
また、ビルマ文字やタイ文字などと同様に独自の数字(カヤー数字)を有する。
符号位置の順序はおおむね伝統的なカヤー文字の順序に従っている。
Unicodeのバージョン5.1において初めて追加された。
収録文字
小分類
このブロックの小分類は「数字」(Digits)、「子音字」(Consonants)、「母音字」(Vowels)、「声調記号」(Tone marks)、「約物」(Punctuation)の5つとなっている。
数字(Digits)
この小分類にはカヤー文字に固有の数字が収録されている。
子音字(Consonants)
この小分類にはカヤー文字のうち、基本的な子音字が収録されている。
母音字(Vowels)
この小分類にはカヤー文字のうち、基本的な母音字が収録されている。
声調記号(Tone marks)
この小分類にはカヤー文字のうち、母音字に結合して声調を表すための声調記号が収録されている。
約物(Punctuation)
この小分類にはカヤー文字のうち、句読点などの約物類が収録されている。
文字コード
履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
出典
関連項目
- カヤー文字




