アレッサンドロ・マルチェッロの《オーボエと弦楽合奏のための協奏曲 ニ短調》は、1700年代初頭の作品であり、マルチェッロの最も有名な作品である。また最も有名なオーボエ協奏曲の一つである。過去においては、ベネデット・マルチェッロやアントニオ・ヴィヴァルディの作品と誤って伝えられてきた。ヨハン・ゼバスティアン・バッハはこの作品をニ短調のチェンバロ独奏曲(BWV 974)に編曲した。

以下の3つの楽章から成る。

  • アンダンテ・スピッカート
  • アダージョ
  • プレスト

有名な第2楽章については、少なくとも2つの異稿が現存し、どちらも頻繁に演奏されている。主な相違は、オーケストラの和声と、中間部の旋律線である。

男子フィギュアスケート選手の宇野昌磨が、2020-2021シーズンのエキシビション及び2021-2022シーズンのショートプログラムで使用している。

外部リンク

  • オーボエ協奏曲ニ短調の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト
  • オルフェオ・バロック管弦楽団(古楽オーケストラ)による実演【演奏例】。ここでも誤って、弟「ベネデット・マルチェッロ」の作品として表示されている。

マルチェッロ|オーボエ協奏曲 ニ短調 第2楽章 アダージョ ヴェニスの愛 YouTube

マルチェッロ 「アダージオ」オーボエ協奏曲よりA. Marcello

マルチェロ作曲 オーボエ協奏曲より、第3楽章 YouTube

リコーダーで「オーボエ協奏曲」(マルチェッロの第三楽章)吹いてみた/Alessandro Marcello

オーボエ協奏曲ニ短調 Oboe Concerto in D Minor マルチェッロ Alessandro Marcello YouTube