子部(しぶ)は、漢字を部首により分類したグループの一つ。
康熙字典214部首では39番目に置かれる(3画の10番目、寅集の最初)。
概要
「子」の字はこどもの形に象る。
偏旁の意符では出産育児・こどもの序列や区別などに関することを示す。
子部はこのような意符を構成要素とする漢字を収めるが、多くは人部などに集約され字数はそこまで多いものではない。中には「孵」のように子とは直接関係がなく、字形上便宜的に分類されており、他の部に分類しきれなかったような字もある。
部首の通称
- 日本:こ、こども、こへん、こどもへん、すてごへん
- 中国:子字旁
- 韓国:아들자부(adeul ja bu、むすこの子部)
- 英米:Radical child
部首字
子
- 広韻 - 即里切、止韻
- 詩韻 - 紙韻、上声
- 三十六字母 - 精母
- 日本語 - 音:シ(漢音・呉音) 訓:こ
- 中国語 - ピンイン:zǐ 注音:ㄗˇ ウェード式:tzu 3
- 朝鮮語 - 訓音:아들(adeul、むすこ) 알(ssi、たまご) 자(ja)
例字
- 子・孑・孒・孓・孔・字・存・㜽・学(學)・季・孟・孤・孨・孫・孱・孵・字・孿・㝈・孭・孖など



