もちしお(ローマ字:JS Mochishio, SS-600)は、海上自衛隊の潜水艦。おやしお型潜水艦の11番艦。艦名は満月時の満ち潮の呼び名である望潮から由来し、この名を受け継いだ日本の艦艇としては、ゆうしお型潜水艦「もちしお」(SS-574)に続き2代目にあたる。
おやしお型潜水艦の11番艦 を主な舞台にした作品
有川浩の作品で自衛隊三部作の1つである「海の底」の主要な舞台となる「きりしお」が、おやしお型11番艦という設定になっている。
艦歴
「もちしお」は中期防衛力整備計画に基づく平成15年度計画2700トン型潜水艦、8115号艦として川崎造船神戸工場で2004年2月23日に起工され、2006年11月6日に同工場第1船台で挙行された命名・進水式において防衛庁長官 久間章生により「もちしお」と命名され進水、2007年8月5日に公試開始、2008年3月6日に就役し、同日付で第1潜水隊群第3潜水隊に編入され呉に配備された。600番台の艦番号を有する唯一の海上自衛隊潜水艦である。
2010年5月31日にリムパック2010に参加するため呉を出航し、6月21日にパールハーバーに到着。8月1日までハワイ周辺海域にて訓練を行い、同年8月27日ごろに呉へ帰港した。
2011年10月12日、米国派遣訓練のためグアム経由でハワイ方面へ向けて出航した。10月下旬から12月中旬まで訓練を実施し、翌2012年1月21日に帰港した。
現在も第1潜水隊群第3潜水隊に所属し、定係港は呉である。
歴代艦長
脚注
参考文献
- 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
- 『世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)
関連項目
- 海上自衛隊
- 潜水艦
- 海上自衛隊艦艇一覧


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