田井村(たいむら)は、岡山県児島郡にあった村。現在の玉野市の一部にあたる。
地理
十禅寺山、高旗山の丘陵地とその谷間の平地に位置していた。
- 海洋:瀬戸内海
歴史
- 江戸時代は、宇喜多氏、小早川氏の支配を経て、慶長8年(1603年)から岡山藩領となる。
- 1889年(明治22年)6月1日、町村制の施行により、児島郡田井村が単独で村制施行し、田井村が発足。大字は田井の1大字を編成。
- 1906年(明治39年)4月1日、村域を二分割し、字彌次郎谷外21字は八浜町に編入され、その他の残余は児島郡玉野村(一部)と合併して宇野村を新設し田井村は廃止された。合併後、宇野村大字田井となる。
地名の由来
次の諸説あり。
- 『日本書紀』に記載の児島屯倉の田部がいた場所から。
- 公田が置かれていたことから。
産業
- 農業、製塩
教育
- 1874年(明治7年)田井小学校開校。1903年(明治36年)田井尋常高等小学校設立。
脚注
参考文献
- 角川日本地名大辞典 33 岡山県
- 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。
関連項目
- 岡山県の廃止市町村一覧



