東京国際ヴィオラコンクール(とうきょうこくさいヴィオラコンクール、英 Tokyo International Viola Competition)は、東京で開催されるクラシック音楽のコンクール。世界的ヴィオラ奏者・今井信子の提唱により、アジア太平洋地域唯一のヴィオラ単独のコンクールとして2009年に創設された。開催は3年に一度で、5月末から6月にかけて審査が行われる。
概要
1992年、今井信子主導のもとヴィオラの祭典「ヴィオラスペース」がスタート。優れたヴィオラ曲の紹介と新作発表、若手奏者の育成をテーマとして、コンサートと若手のための公開マスタークラスを毎年開催している。その活動の一環として創設された東京国際ヴィオラコンクールもまた、コンペ以外に審査に通過しなかった出場者を含めたマスタークラスを開催している。第1回、第2回の会場は紀尾井ホール、第3回は上野学園石橋メモリアルホール。
入賞者は、コンクールの直後に今井ら審査員とともに、大阪、名古屋、倉敷でコンサートを行う。
開催年と入賞者
第1回(2009年)
- 審査委員長:今井信子
- 審査委員:キム・カシュカシアン、ガース・ノックス、トーマス・リーブル、ジャン・シュレム、店村眞積、堤剛
- 審査日程:2009年5月23日〜5月31日
- 審査会場:紀尾井ホール
第2回(2012年)
- 審査委員長:今井信子
- 審査委員:川崎雅夫、ガース・ノックス、トーマス・リーブル、ジャン・シュレム
- 審査日程:2012年5月26日〜6月3日
- 審査会場:紀尾井ホール
第3回(2015年)
- 審査委員長:今井信子
- 審査委員:アントワン・タメスティ、ハリオルフ・シュリヒティヒ、パメラ・フランク、野平一郎
- 審査日程:2015年5月30日〜6月7日
- 審査会場:上野学園 石橋メモリアルホール
組織・運営
第1回
- 主催:東京国際ヴィオラコンクール実行委員会
- 共催:テレビ朝日、財団法人 新日本鐵文化財団
- 後援:朝日新聞社
- 特別協賛:NTTファイナンス株式会社
- 助成:上野学園大学、東京藝術大学音楽部、桐朋学園大学、新宿ワシントンホテル
- 制作:テレビマンユニオン
第2回
- 主催:東京国際ヴィオラコンクール実行委員会
- 特別協賛:NTTファイナンス株式会社
- 協賛:NTTコムウェア株式会社、中日本高速道路株式会社、Tarisio
- 助成:公益財団法人 新日鉄文化財団、公益財団法人 朝日新聞文化財団、公益財団法人 野村財団、公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーション
- 協力:学校法人 上野学園、上智大学、東京藝術大学音楽部、桐朋学園大学
- オフィシャル・エアライン:オーストリア航空
- 後援:外務省
- 制作:テレビマンユニオン
第3回
- 主催:東京国際ヴィオラコンクール実行委員会
- 共催:上野学園 石橋メモリアルホール
- 特別協賛:NTTファイナンス株式会社
- 協賛:NTTコムウェア株式会社、中日本高速道路株式会社
- 助成:一般社団法人 東京倶楽部、公益財団法人 朝日新聞文化財団、公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーション、公益財団法人 日本音楽財団
- 協力:フジテレビ、学校法人 上野学園、桐朋学園大学
- オフィシャル・エアライン:オーストリア航空
- 後援:外務省、台東区
- 制作:テレビマンユニオン
外部リンク
- 公式サイト



